エシカルウエディングとは？人にも環境にも優しい結婚式

「エシカル」とは道徳的・倫理的、とか、環境保全・社会貢献、
といった意味が含まれています。

　

　

エシカルウエディングとは人にも環境にも優しい結婚式のことを言います。

具体的には、どのようなことがエシカルウエディングになるのでしょうか。

　

　

ここでは、エシカルウエディングとはどのようなものか、
具体例を挙げながらお伝えします。

　

　

エシカルウエディングとは

　

　

結婚式のどこを「エシカル」にするかは新郎新婦の気持ち次第。

引き出物をフェアトレードの品物にするとか、
オーガニック素材を用いて料理にこだわるとか。

　

　

近年、結婚する新郎新婦がゲストを演出や料理などでもてなす
「おもてなし婚」がブームと言われています。

　

　

結婚式は、自分たちだけのために行うのではなく、
式に参加してくれた家族やゲストたちにも楽しんでもらうことで、
今までの感謝の気持ちや、新郎新婦の愛を形にして伝えられるスペシャルな機会ですよね。

　

　

そんな中でも、ドレスや料理、テーブルの小物、引き出物などをエシカル
（自然環境、労働環境など、倫理的に正しい）なものにこだわり、
それらを作っている世界中の人たちにもハッピーを届ける、
これが「エシカルウエディング」なのです。

　

　

エシカルウエディングアイディア例

近年では、ラシカルウエディング専門店があったり、
専門の知識を持つコーディネーターがいたり、
エシカルウエディングを挙げたいと思ったら、専門家に相談するのがベストでしょう。

　

　

ここでは、エシカルな具体例をシチュエーションごとに挙げていきます。

「エシカル」がよくわからない方も、イメージをつかんでもらえればと思います。

　

　

１．招待状や座席札
紙類は、ゴミにつながり環境にやさしくありません。

　

　

再生紙を使って送る、出欠の返信はメールでいただくなど、
環境に配慮したエシカルから取り入れてみましょう。

　

　

フェアトレードの再生紙を使えば、
エシカルウエディングの意図も伝わりやすくなることでしょう。

　

　

席次は、食べ物で代用してはいかがでしょうか。

オレンジの皮や、大きめの葉っぱに座席番号やゲストのお名前を記載。

これもエシカルな取り組みです。

　

　

２．テーブル小物
テーブルを飾るお花の装飾は、
無駄にならないように緑のオアシス部分も使用するのがエシカルな取り組み。

　

　

ゲストが持ち帰れるように小分けにしてグラスに挿しておけば、
グラスごとお持ち帰りできます。

　

　

有機フルーツの席札のほかにも、
オーガニックコットンを使用したテーブル装飾もお洒落ですね。

　

　

３．料理
ウエディングケーキだって出来る限り有機素材を使って作りたいですね。

　

　

上に飾る花などの装飾品もエディブルフラワーを用いて、
花もケーキと一緒に食べられるエシカルなケーキにこだわってみてはどうでしょう。

　

　

料理はオーガニック食材を集めて、
調味料もオーガニック素材、フェアトレード商品を使えばバッチリです。

　

　

４．ドレス
オーガニックコットンを使用したドレス。

　

　

装飾品もオーガニック素材や、
フェアトレード品でまとめるとエシカルですよ。

　

　

男性の正装をすべてオーガニック、というのは難しいかもしれませんので、
一部を取り入れるようにすれば良いでしょう。

　

　

５．指輪
指輪の土台となる鉱物の採掘や、石の発掘は、
児童労働や紛争のきっかけにもなります。

環境破壊にもつながっています。

　

　

新婦が身に付けるジュエリーも、
環境に配慮したエシカルジュエリーがいいですね。

　

　

６．引き出物
エシカルな商品を集めたカタログギフトや、
フェアトレード商品が多く掲載されているカタログギフトは定番です。

　

　

また、式の中で使用したオーガニックの野菜や
フェアトレード商品の調味料などのセットは鮮度の関係もあるため、
直接ゲストの自宅に届くように手配するのが良いでしょう。

　

　

７．プチギフト・サプライズ
ゲストへのプチギフトも
オーガニックキャンディーやオーガニックフラワーが最適です。

　

　

サプライズでご両親へ渡すプレゼントも、オーガニック素材のぬいぐるみや、
フェアトレードで直輸入された花などを使用すればエシカルなプレゼントになります。

　

　

エシカルウエディングのメリット・デメリット

　

　

エシカルウエディングは、式を挙げる新郎新婦はもちろん、
その式に関わる全ての人々が幸せになる、幸せの連鎖が最大のメリットです。

　

　

フェアトレード商品を式の中で多く紹介することで、知名度が上がり、
関心が高まれば、新たなニーズが生まれるでしょう。

これが幸せの連鎖ですね。

　

　

一方で、エシカルウエディングにこだわるあまり、
ゲストの気持ちがないがしろにされる例も少なくありません。

　

　

オーガニック素材を生かした料理は、
素朴で味気ないものに感じる人もいます。

　

　

せっかくの結婚式なのに、お色直しがなく、
オーガニック素材の白いウエディングドレスだけで
高齢の親せきはちょっとがっかりしたり。

　

　

ブーケトスのお花が野原で摘んできたような草花だったり。

エシカルにこだわるあまりに、
結婚式そのものの意味がどこにあるのかを忘れてしまうのはよくありません。

　

　

また、素材にこだわると値段は上がりますので、
すべてをエシカルにするのは難しいかもしれません。

　

　

エシカルウエディングのまとめ

エシカルウエディングに決まりはありません。

新郎新婦の、自分たちと関わる全ての人たちを幸せにしたい、
という気持ちがまず大切です。

　

　

一部フェアトレード商品を使って、司会で説明してもらったり、
フェアトレード商品を待合室に並べて
閲覧してもらったりするだけでも価値はありますよ。

　

　

新郎新婦が、エシカルな心でみなさんをおもてなしすることが、
エシカルウエディングなのです。